タクシードライバー辞めました

  • 2021-08-11
  • taxi
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ほうです。

東京でタクシードライバーに転職して2ヶ月ですが、辞めました。この記事では辞めた理由を書いていきますが、まずは大前提として「地元の山形に戻りたくなった」というのが1番の理由です。この記事では東京でタクシードライバーをやるのが辛い理由をメインで書きますが、退職理由としては山形に戻りたくなったというのが80%くらいを占めています。山形に戻りたくなったという話はまた別の記事で触れたいと思います。

ではタクシードライバーを辞めた理由とは?

関連記事として上のタクドラ関連の記事を貼っておく。特に「タクシー乗務9回を終えて」の記事では乗務9回を終えての感想を書いている。この記事を書いているときにもしかしたらうっすらと辞めたいと思っていたのかもしれない。

さて、では辞めた大きな理由として以下の通り。

自分のメンタルでは稼ぐことができないと悟った

俺はメンタルが弱い。メンタルが弱いというか、かなりミスを引きずるタイプ。その上、人に怒られるのが嫌いで争いは避けるタイプ。平和主義といえば聞こえはいいけどよくつけこまれる。タクドラとしてはかなり致命的な性格。

実際、道を間違えたりしてお叱りを受けることが何度かありそのたびに大いに凹んでいた。お叱りを受けなくとも、俺の運転がダラダラ運転しているように捉えられたのかあからさまに「気分悪いわ」みたいな態度を見せて降車していく人もいた。なので、接客中も運転中もいつもお客様が怒っていないかを気にするようになってしまった。そう内心ずっとびくびくしている。
そんな精神状態になってしまうともう稼げない。稼げない理由としては2つある。俺の場合だけど、「早くお客様を降車させたい」「繁華街にいくのが怖い」というのがあった。

「早くお客様を降車させたい」
乗せている間はずっとビクビクしているわけなので、早く目的地に着いて降車させたいという思いが強い。なので、中・長距離のお客様はとても苦手だった。たとえ道一本のお客様でさえも苦手意識を持ってしまっていた。なぜなら「途中で渋滞していたらどうしよう」「前の遅い車を追い抜かさなかったら何か言われるだろうか」「この黄色信号で止まったら怒られないだろうか」といろいろなことを考えてしまうから。
みなさまご存知の通り、タクシーは走る距離が長ければ長いほど稼げるわけなので、この思考はアウトなわけ。

「繁華街に行くのが怖い」
酔客を乗せる勇気が無く、自分から繁華街に行くことは少なかった。特に歌舞伎町などの新宿方面へは自分の意思では行かなかった。100%偏見だけど、中央区は常識のあるお客様が多い印象だったので、基本的には中央区で営業し、その中で他の区に飛ばされたらそこで営業をするというスタイルでやっていた。港区に行くことも多かった。麻布十番や六本木もよく走っていた。
しかし、そんな営業では前職の基本給を超えることも難しかった。やはり怖いもの知らずの心で繁華街に突入し、どんなお客様でも乗せてやるぜ的な気持ちじゃないと稼ぐことは難しい。

人間が怖くなった

すでに記述した内容を踏まえて、人間が怖くなった。大袈裟に聞こえるかもしれないけどいやまじで。
「新人です」と挨拶しただけで「じゃあいいや」と降りていく人はかなりいたし、道の間違えでブチ切れる人もしばしば。ブチ切れる人に対して自分一人で対応しないといけないというのもなかなか辛かった。前職であれば上司や後輩が一緒ということが多かったので、自分一人でお客様からお叱りを受けるということは少なかったし、一人で全て対応するということも比較的少なかった。
舐めていたわけではないけど、想像していた以上に厳しい世界だった。いやただ俺がメンタル弱くて気にしすぎ人間なだけなんだの一言で終わる話かもしれないけど。

まとめ

ということで、退職。
研修をやっていたときはまさかこんなに早く退職するとは思ってもみなかった。何があるかわからない・・。2ヶ月という短い期間だったけど、1乗務ごとに濃い時間を過ごしていたため、学んだことや考えたことは多い。
好きな運転を仕事に活かしたいと思っての転職だったけど、それが自分にとって必ずしも正しい選択ではなかったという経験を得れたことが一番かもしれない。この仕事を目指したおかげでAT限定だが2種免許も取得でき日頃の運転への意識も変わった。
この経験は前向きに捉えて次に繋げていく。

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