僕はスポ少ならびに中学校で指導者として活動している。
全国大会なんて見に行ったこともないくらいで、良くて高校の時に県大会2回行ったくらいのレベルで指導者なんてやってます。
でもね、一応社会人クラブにも所属させてもらっています。僕はエセカットマンなんだけれども、指導者の時は状況や指導する子供に応じて両面裏ソフトでドライブマンやったりペンでブロックマンやったりと色々やります。でも、やっぱりクラブではちゃんとカットマン頑張るわけ。
ガチでやる時は自分が信用したラケットを使いたい。って一応思ってますよ。
今の僕にとってそれがバタフライの廃盤ラケット「朱世赫」でした。世界最強カットマンといっても過言ではない、韓国の朱世赫という選手のモデルラケットです。朱世赫が引退するということで、バタフライでは廃盤になりました。代わりにダイオードVというラケットが出ましたが。
今回は僕と「朱世赫」の出会いやレビューなんかをしてみたいと思います。
「朱世赫」との出会い
「早くレビュー見たい」っていう人はもっと下にスクロール。
僕は中学で卓球を始め、身長が高かったことから先輩にカットマンを勧められます。その時ラバーとラケットも選んでもらい、それが朱世赫でした。
でもカットマンを勧められたからといってカットの指導をできる人がいたわけではなく・・。なのでどうすればカット切れるんだよ!と悶え苦しみながら中学時代はずっと朱世赫を使っていました。
ずっと眠っていたけどまた握った理由
高校時代にはラケットをコロコロ変えていました。
VICTASの松下浩二シリーズも使ったし、JOOLAの陳衛星なんかも使ったり。VICTASの松下浩二オフェンシブは大学に上がってからは長く使ってました。STグリップの形状が好きだし、バックカットが切れました。
最近まで使っていましたが、なぜかしっくりこなくなってしまいました。
そんな時、手持ちのラケットを適当にさわっていたら、「朱世赫」のFLグリップがなぜかしっくりきたのです。僕が卓球人生の中で2本目に握ったラケット。
僕はSTグリップが好きなのですが、この時はなぜかFLグリップなのに「あ、これかも」って思いました。
余っていたラバーを貼り、実際に打ってみると「あぁ、いいかも」。
さあ、レビューしていきましょうか。
「朱世赫」のレビュー
合わせたラバーは、
フォア:VS>401(中)
バック:カールP-4(特薄)
です。ラケットはバタフライなのにラバーはVICTAS寄りっていうね。
一言でいうと「切れるし打てる」。バタフライでもぶつ切りカットと重い攻撃ができるみたいな宣伝文句で、まさしくその通りでした。
良いところ
悪いところにも出すんですけど、このラケットはかなり重い方の部類に入るラケットです。
重いことによって遠心力が働き、攻撃するにしてもカットするにしても威力が増します。攻撃ならばドライブの威力が増しますし、ちょっと台から離れていても全然押し込めます。カットならば遠心力のおかげで勝手に切れてくれますし、台から離れすぎても力加減次第で簡単に台までボールが伸びてくれます。
他のカットラケットでは入らなかったボールが入っちゃうので、ダメもとで打ったボールが入っちゃて「え、今の入るの!?」ってびっくりすることが何度か。
悪いところ
本当に一つだけですよ、「重いこと」。まあこれは筋力さえあれば全て解決しますけどね。
ラケットが重いと、フォームが崩れやすくてドライブ連打が厳しいし合わせるラバーにも気を使います。今回合わせたフォアのラバーは厚さが中ですが、それでも結構重いです。粘着の特厚なんて貼っちゃったらもうドライブ連打なんて無理ですよ・・。
カットマン用ということで普通のラケットよりも面がでかいぶんなおさら重さを感じやすいので、まじで筋力必要です。毎日練習する高校生とかにはぴったりだと思うけど。
終わりに
「重さ」っていうのはたまにしかガチで卓球やらない者にとってはかなりネックだけど、でも僕はこのラケットが好き。
中学時代にずっと使ってたっていうこともあって多少使用感もあるし、相棒って感じだよね。
朱世赫が現役時代ずっと愛用していたラケット、これは信用できる。
今合わせているラバーはかなりのお古なので、フォアのラバーだけでも新調しようかな。出来るだけ軽いラバーで。ロゼナとかはずっと気になってますけど。
用具を好きになると卓球は楽しくなりますね。