就活の最後の最後で考えること

仕事柄、就活中の学生とお話しすることがあります。

立ち話程度の「最近どう」程度のものから、結構がっつりというものまで。

僕はこうした就活の話を聞くたびに、本当に人それぞれに就活への向き合い方、考え方があるなと思います。大学で身につけたことを活かせるところなのか、お金がいいか、休みが多いか、恋人の職場と近いか、複数受かったけどどこ選べば良いか、好きなことを仕事にしてもよいか、などなど。一概に「これを基準にすれば」なんてことを言えるほど簡単ではないことを痛感します。就活に答えってないんでしょうね。

(と言っても僕はアドバイザーでもなんでもないわけですが)

そう、アドバイザーではないものの、一度話を聞いてしまったからには、何かしらアドバイスをしたくなるのが先に社会に出た人間の性だと思うんです。

自分の就活の時の状況と近ければ引き合いに出して話すこともできますが、未経験なことに対してあーだこーだとは言えません。

そんなときになんて言えば良いのかをしばらく考えました。

学生からすれば僕などただの職員の1人なので、「変な影響を与えず」、「迷わせず」を意識した結果、困ったらこう言おうかなと思いました。

「自分で責任をとれる選択をしてください」

例えば、僕が「こっちの選択をしたほうがいいのでは」と言って、その結果将来鬱とかになって会社を辞めて、それを僕のせいにされても困るわけで。

就活中は色々な人から色々なアドバイスをされると思いますが、最終的な決定は自分で下し、その結果何が起こっても「自分で選んだ選択だから仕方ない」と思うようになってほしいわけです。

投げやり感がいなめませんが、どれだけ親身になっても結局僕は他人で、何かあっても助けることはできませんので。

(僕は結果的に助けていただいた形になったのでこんなこと言えた立場じゃないですが)

最近読んだ本で、「好きなようにしてください」という本があって、「あ、このフレーズいいな」と思って、でもさすがにこのままだと投げやり過ぎるので、ちょっと変えてみました。

まあ、次に相談しに来てくれた学生に対してこれを言ってリアクション悪ければ考えを改めるかもしれませんが。

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